和解した息子と私の愛の物語
各方面に迷惑をかけた息子の赤ちゃん返り騒動が(ある程度)終息し、おかげさまで私と息子はわりと穏やかな日々を送っております(相変わらず当社比)。
ここのところ息子は、私が娘を添い乳で寝かしつけるのを背後から正座して執念深く見守っています。自分が抱っこで寝たいから。順番待ち。
そんで、娘が寝たあと息子を抱っこして、よく待てたね、偉かったね、頑張ったね、とほめると
こくり
と、私の腕のなかで頷く…。
(息子)の番だよ、いっぱい抱っこしようねと言えば
こくり
また頷く。
そんで、私の腕を自分の体に巻きつけて、
「ぎゅ」
って言うとです。泣かせる…。
で、抱っこしたまま息子はとりとめもない話をします。トーマスとか救急車とかトーマスとかパトカーとかトーマスとか消防車とかトーマスとか保育園の話とか。あとトーマスとか。
これが長くてよう…。
手遊び歌とかさせられるし。
でも一日のうちで唯一息子が私を独占して甘えられる時間だと思うとむげにもできないし。
とはいえきりがないので、適当なところで「あっ、お母さん眠たくなっちゃった(寝たフリ)」と言うと
「かーたん眠くならないでー!」
つって泣かれます。
そんで涙にくれつつ私にしがみついて、ようやく寝る。
め、めんどくせえ…。
でもたまに
「お母さん眠たくなっちゃった」
「(息子)も、ねむたいのー…!(必死で目をこする)」
「じゃあ一緒に寝よっか」
「うん、いっしょに、ねるー…(私の腕を体に巻きつけつつ)」
私はこういう息子の姿を動画で保存しておきたいと強く思う。
「こんなかわいい時代があったのよね…」とほのぼのする日が来るかもしれないけど、それより前に来ると思われる第二次反抗期に本人に見せつけてやりたい。(そしたらより一層暴れるだろうけど)
こんなに全力で甘えかかってきて、物理的にも心理的にもべったりべたべたしておいて、将来大きくなったら離れるためにまた莫大なエネルギーで反抗してくるのか…。なんてこった…。
保存しておきたい息子のけなげ話といえば、
「痛いの痛いのおかーたんにとんでけー!」
に対して私が痛がって見せたら、慌てて
「あっ、じゃあ返して!」
と言ったという辺りがあります。
私すごい愛されてるけどそこまで愛してくれなくていいっていうか、私たちにはもうちょっとほどよい距離というものがあるんじゃないのっていうか、私への執着が重いっていうのもあるけど、私全然いい母親じゃないのにそこまで愛されると苦しいです。
とはいえ、平和なのはいいことです。
あとは抱っこ星人を卒業して歩いてくれれば…。
昨日珍しく歩いて帰宅(車から家のドアまで)したために靴が玄関にあったんだけど、今朝は普通にいつも通り抱っこで車にのせたために靴を置き去りにしてしまい、保育園まで二往復したよ…。朝一番ですごい無駄な動きをしたよ…。