赤ちゃん返りが燃えている

赤ちゃん返り爆発の息子によって燃え盛る私(母)の精神と家庭の平和を鎮めるためのブログです。

先生さようなら、ありがとう

本日、息子が約2年お世話になった保育園が閉鎖しました。


数日前から「保育園はお引っ越しだよ」と予告し続け、3日前には新しい保育園にお試し入園。今朝は「ここに来るのは今日で最後だよ」と念を押し、帰りの会で先生とのお別れであることを告げてもらう段取りでした。


大好きな先生ともう会えなくなるということが、たぶん息子にとっては一番のダメージだと思う。
ここ半年くらいの情緒不安定な時期、保育園なしでは絶対に乗りきれなかった。息子の心のよりどころでした。何があっても保育園に行けば大好きな先生がいて受け止めてくれるという安心感に、息子も私もどれだけ救われたかわからない。

まだ日にちの感覚が定まっていない息子に対して、あと何日でお別れだよ、と予告することが有意義とは思えなかったので、先生とお別れだということは今日まで言わなかった。でも、察していたのではないかと思う。

昨日、改めて「明日で保育園はお引っ越しだよ。今度から違うところにいくよ」と話したとき、「でも、先生は?」と聞かれた。
今朝は保育園の前で「(息子)、泣かないよ」と言われた。


お迎えに行ったときは、泣いてはいなかった。複雑な表情だったけれど、わりと素直に車に乗った。

そりゃそうだよね。「もう会えない」という意味が分かるのは、実際に会えなくなってからでしょう。お別れの意味は、3歳になったばかりの息子にはまだ分からない。


実は、息子がお別れを経験するのは初めてではありません。保育園に入ってすぐにできた最初のお友だちが、昨年引っ越していってしまった。
そのときは、会ってお別れを言うタイミングがなくて、言い聞かせただけだった。まだ言葉もあまり通じなくて、その後しばらく「○○くんは?」と聞かれたけど、「元気かな、今日は何して遊んでるかな」と答えるだけで、泣かれることもなかった。


私自身も気持ちが沈んで、うっかり「早くから保育園に預けたばかりにこんな小さい子供に2回もお別れを経験させてしまった」みたいな方向に思考が向いてしまい、さらに落ち込んだ。
実際のところデメリットより預けたメリットの方がはるかに大きかったし、人との別れなんて家にいたって起こり得る話なんですけどね。


明日から新しい保育園に通う息子が、どういう気持ちの持ちようになるのかはまだ全然分からない。

もしかしたら、新しい保育園が気に入って、毎日楽しくて、今までの保育園のことはすぐに忘れてしまうのかもしれない。
あるいは、送っていく道のりで、前の保育園との分岐点を通るたびに泣かれるのかもしれない。
毎日、明日は○○先生に会える?と大好きな先生の名前を繰り返すかもしれない。


気が重いけど、今日を迎えて少しほっとしています。

やはり何事も、「先の見通しがつかない」という状況が一番不安を呼ぶと思うのです。
閉鎖に向けて保育園の様子がどんどん変わっていって、皆が何となくバタバタしている、この先どうなるのか分からない、という不安な状況は終わった。
お別れを理解していようといまいと、明日からは新しい生活に慣れるしかない。

しばらくは泣かれるかもしれないけれど、ここまで来たら大丈夫じゃないかな、と何となく思っています。

私も頑張ったよ…!!