平和宣言(希望)
息子と私の赤ちゃん返り戦争は、一応の終結をみたのかもしれない。
ここ数日、私たちは比較的平和に過ごしています。
といっても、あいかわらず甘ったれてるし外では一歩たりとも歩かないしご飯は食べさせてもらいたがるし納豆ごはんしか食べないしすぐ泣くしだだこねるし夜驚症も絶好調だしトイトレもりせっとしたままだし、書き出してみたら何も解決してない感でいっぱいですが。
変わったのは私の心構えかもしれません。
前記事の通り、なんでもかんでも「いーよー☆」といったん受け止める運動は継続しています。これが一番効果的だったような気がします。
例えばこんなことがありました。
夫の誕生日をケーキで祝ったら数日後のことです。
息子が突然ケーキが食べたいと言い出しました。
ケーキは誕生日だけだよ
今日はケーキは買ってないよ
もうすぐご飯でしょ
また今度ね
代わりにバナナ食べよう
たぶん、上記のどれをとっても息子はギャースカ泣いたと思います。
でも
そうだね、ケーキ食べたいね
と返したところ、機嫌よく「うん!」と言いました。
どんなケーキ食べたいの?
んーとね、いちご!
そっか~。イチゴのケーキおいしいよね。
うん!
お母さんはどんなケーキ食べようかな
んーとね、チョコの!
そっか~。じゃあお父さんは?
と、大変穏やかに会話が進み、以降ケーキの話は出ませんでした。
まあそうだよね…。
私だってしょっちゅうパフェが食べたいとか沖縄旅行に行きたいとか言うけど、「今日はダメ!」「お金ないでしょ!」とか言われたら嫌だわ。
よく、赤ちゃん返りが激しくてーと言うと、かまってあげなさいとか上の子を優先してあげてとか言われるけども、やってるっつうの、これ以上どうすりゃいいんじゃー!と思ってました。
うちの場合の正解は、「してほしいことを全部してあげる」ではなくて、「してほしい気持ちに共感する」だったみたいです。
余談ですが、こうやって言葉で働きかける方針に切り替えてから、息子の言語能力が飛躍的に発達したような気がします。
もともとよくしゃべるやつではあったのですが、赤ちゃん返り真っ只中の間は気持ちを言語化する前に泣いて騒いでって感じでした。
それが今や、出来事の経緯を説明するとか、一度話題になったことについてふりかえって補足情報をつけるとか、「今この場」以外の物事にまで言及するようになっている。
会話として成立するかどうかはおいといて、自分の気持ちを共有してもらうために、情報を言語マシンガンで打ち出してきている感じです。
見て、電車が来たよ。ほんとだ、電車だね。という会話のあとに、「今電車が来たの、(息子)が教えたんだよ!」
とか
夫とバトルしたらしい後に、「おとーたんに怒られたの。でも(息子)は悪くないの」
とか。
もうね、こんだけベラベラしゃべっておむつも自分で着脱するのに何でトイレいかないの?って感じ…。
いや、一歩ずつですよね。はい。
息子はこうして自分の感情を処理する手段の一つを習得しつつあるし、私は怒鳴り散らさずに済む方法を学びつつあるようです。
全然まだまだキレてますけどね、お互い。
引き続き精進します~。